天気や環境の変化が“首の不調”を招くことも

首の不調と聞くと、姿勢や疲労を思い浮かべる方が多いと思います。ですが実は、日常の環境や季節の変化も大きく関係しています。

たとえば気圧が急に下がる雨の日。自律神経が乱れやすくなり、首や肩まわりの筋肉が過度に緊張し、血流が滞ることがあります。その結果、首の重だるさや頭痛が出やすくなるのです。

また、寒暖差が激しい時期も要注意。体は気温差に対応しようと自律神経を働かせ続けるため、知らないうちに首まわりがこわばります。エアコンの冷風に長時間さらされることも、首の筋肉に冷えと緊張を与え、痛みやこりの原因となります。

さらに、環境的なストレスも影響します。人混みや騒音の多い場所に長時間いると、無意識に首や肩に力が入りやすく、その積み重ねが不調をつくります。

対策としては、まず「外部の環境が首に影響を与えているかも」と気づくことが大切です。雨の日や寒暖差の大きい時期は、首まわりを冷やさないように工夫する。エアコンの風が直接当たらない位置に座る。少しの意識で首への負担は大きく変わります。

首の不調は必ずしも“自分の体だけ”に原因があるわけではありません。環境や季節の影響も見直すことで、今まで解決できなかった首の悩みが軽くなるかもしれません。