長時間のドライヤー、その姿勢が首に負担をかけています

お風呂上がり、髪をしっかり乾かそうとドライヤーを長時間使う方は多いと思います。
しかし、そのときの首や肩の姿勢を意識したことはありますか?

ドライヤーは片手で持ち、もう一方の手で髪をかき分けながら乾かします。実はこの動作、首を微妙に傾けたり前に突き出したりすることが多く、その姿勢を何分も続けることになります。これが首の側面や後ろの筋肉を一方向だけ使い続ける原因に。

さらに、腕を上げている時間が長いと肩周囲の筋肉も緊張し、首へとつながる僧帽筋や肩甲挙筋に余計な負担がかかります。その結果、首こり・肩こりだけでなく、頭痛や目の奥の重さまで引き起こすこともあります。

対策としては、ドライヤーの時間を短縮することが第一。タオルドライをしっかり行い、できるだけ乾かす時間を減らしましょう。また、首を真っすぐ保ったまま髪を乾かせるように、鏡の高さや立つ位置を工夫することも効果的です。

首は、日々の何気ない習慣で疲労をためやすい部位です。もし朝から首のだるさや可動域の硬さを感じるなら、その原因は意外とお風呂上がりのルーティンかもしれません。