首こりや首の痛みの原因といえば、日中の姿勢を思い浮かべる方が多いと思います。ですが実は、睡眠中の環境も大きな影響を与えているのです。
枕の高さが合っていないと、首が不自然な角度で固定され、寝ている間じゅう筋肉に負担がかかります。翌朝の首のだるさや重さは、その結果かもしれません。
また、マットレスが柔らかすぎると頭が沈み込み、逆に硬すぎると体にフィットせず、どちらも首に負担が残りやすい状態に。さらに、エアコンの冷風が首に当たるまま眠ることも、筋肉を冷やして緊張を強め、不調を引き起こします。
「朝起きてもスッキリしない」「寝ても疲れが取れない」と感じるときは、寝ている間に首へストレスを与えている可能性があります。
解決のポイントは、自分の首に合った枕の高さを見直すこと。そして寝室の環境を調整し、首を冷やさないようにすることです。眠りの時間は一日の約3分の1。ここを整えることで、首の調子は大きく変わります。
首の不調は、起きている間だけでなく、眠っている間にもつくられる。
だからこそ「寝姿勢の環境」を見直すことが、根本改善への近道になるのです。