この姿勢こそ、首こりや肩の重さの原因になることがあるのです。
包丁を使うときは、食材をのぞき込むように首を前に傾けがち。さらに、スマホでレシピを確認しながら作業すると、首は長時間下を向いたまま固定されます。これにより、首の後ろの筋肉に常に負担がかかり、血流が悪くなることで頭の重さや集中力の低下を引き起こすのです。
また、煮物や炒め物をするときにフライパンや鍋をのぞき込む動作も、首にじわじわ負担をかけます。特に長時間の調理や作り置き作業のあとに「首から肩まで重たい」と感じるのは、この姿勢のクセが積み重なっているサインかもしれません。
対策としては、まな板や作業台の高さを自分に合った位置に調整することが大切です。低すぎると首を前に倒す時間が長くなるため、台にまな板を重ねて高さを出すのも効果的。また、レシピを見るときはスマホを立てかけて視線を正面に近づけるだけで、首への負担は大きく変わります。
毎日の料理は欠かせないからこそ、体にやさしい姿勢を意識することが大切です。首の環境を整えることが、心地よいキッチン時間につながりますよ。