掃除の姿勢、首に知らず知らずの負担をかけています

お部屋をきれいにすると気持ちまでスッキリしますよね。
ですが、掃除のあとに「首や肩がガチガチにこっている」と感じたことはありませんか?

その原因は、掃除中の姿勢にあります。例えば床を拭くとき、背中を丸めてうつむいた姿勢を続けると、首は長時間下向きに固定されてしまいます。また、掃除機をかけるときに腕を前に伸ばしたままだと、首から肩にかけての筋肉に常に引っ張る力がかかります。これが血流を妨げ、首こりや頭痛につながっていくのです。

さらに、窓ふきや棚の上を掃除するような“見上げる姿勢”も要注意。普段あまり使わない首の後ろ側の筋肉に負担が集中し、翌日にだるさや痛みを残すこともあります。

対策としては、腰や膝を軽く曲げて、首だけでなく体全体で動く意識を持つことが大切です。床掃除は雑巾がけではなくフロアワイパーを使う、掃除機はこまめに持ち替えるなど、ちょっとした工夫でも首への負担はぐっと減ります。

家をきれいにするための掃除が、体にダメージを残してしまってはもったいないもの。
次の掃除タイムは「首にやさしい姿勢」で取り組んでみませんか?