「朝起きたら、なんだか首が重い…」
「寝起きから肩がガチガチで、1日ずっとだるい…」
そんな悩み、ありませんか?
じつはそれ、“寝ている間に首が固まってしまっている”ことが原因かもしれません。私たちの体は、寝ている間も微細な筋緊張が続いています。とくに首は、頭の重さ(約5〜6kg)を支える重要な部分。無意識の寝姿勢によっては、前側の筋肉が縮こまり、朝にはガチガチになっていることも。
でも安心してください。
そんな朝の不調を、たった5秒でリセットできる方法があるんです。
「起きたらまず、うなずく」それだけ
やり方はとてもシンプル。
起きてすぐ、布団の上でも構いません。深呼吸をしながら、ゆっくりとうなずくだけでOK。
コツは3つだけ。
- 首を反らさないこと
- 目線は正面をキープ
- アゴを軽く引いて、深く一度うなずく
たったこれだけで、寝ている間に固まった**首の前側の筋肉(胸鎖乳突筋など)**がやさしく動き出します。この“首前面”の筋肉は、実は首こりや肩こりの根本原因になりやすい部位。ここがやわらかくなると、首全体の可動域が広がり、頭の重さを効率よく支えられるようになるのです。
なぜ「首の前側」が大事なのか?
首こりと聞くと、つい「首の後ろ」をほぐそうとしがちです。でも、本当に固まっているのは、首の前側や側面であることが多いんです。
たとえば、スマホを見る姿勢。
下を向いたまま、長時間首の前側が縮こまることで、知らぬ間に筋肉がロックされていきます。すると後ろの筋肉は、引っ張られて突っ張った状態に…。その結果、「後ろがつらい」と感じるわけですね。
つまり、前側をゆるめてあげるだけで、首全体のバランスが整いやすくなるんです。
朝の“うなずき習慣”がもたらす3つのメリット
この朝の5秒うなずき、実は小さな習慣のようでいて、首まわりや全身にとっては大きな恩恵があります。
① 一日中、首・肩が軽く感じる
固まった首前面がほぐれると、肩甲骨の動きもスムーズに。パソコンやスマホ作業の多い人にとっては、肩こりの予防にもつながります。
② 姿勢が自然と整いやすくなる
朝一番で頭の位置が正されると、その日一日の“姿勢の基準”が整います。結果として、猫背や巻き肩の予防にも。
③ 自律神経が整いやすくなる
首には交感神経が多く通っており、ここをやさしく動かすことで副交感神経とのバランスが取りやすくなります。朝の不快感やイライラにも効果が期待できます。
明日からすぐできる「うなずき」の取り入れ方
- 起きてすぐ、布団の中で深呼吸
- アゴを軽く引いて、目線は正面
- ゆっくりと1〜2回だけ、丁寧にうなずく
これだけでOKです。慣れてきたら、首の側面に手を軽く添えながらうなずくことで、より深く筋肉を動かすこともできます。
朝の5秒、“なんとなく”で過ごすか、“ちょっとした習慣”を取り入れるかで、首の未来は大きく変わります。
首の調子が整うと、気持ちも前向きに、毎日がスムーズになります。
「たった5秒」「うなずくだけ」からはじめる健康習慣。
あなたもぜひ、明日の朝から試してみてくださいね。