今回ご紹介するのは、左肩の深い痛みに長年悩まされていた50代男性のケースです。
この方は現場作業と営業の両方を行うお仕事をされており、日々を動かすだけでなく、PC作業も多いとのことでした。そのため、肩や首への負担がかなり考慮していたことが考えられます。
施術前の症状
特に気になっていたのは、左肩の「ズーンとした重い痛み」。仕事終わりや寝る前に強くなることが多く、ひどいときは左肩甲骨の痛みで眠れないこともあったそうです。
また、肩の違和感だけでなく、左腕の動きにも影響があり、可動域が狭い感覚もあったとのことでした。
施術の経過と変化
初回の施術後、すぐに変化を実感していただきました。
今まで寝るときに気になっていた左肩甲骨の痛みが軽減され、「寝る時は痛みを感じずに済んだ」とのお声をいただきました。
2回、3回と施術を行ううちに、左肩の「ズーンとした重い痛み」の頻度や強さが徐々に減っていきました。
仕事終わりの疲労感も軽くなり、肩を動かしやすくなったと感じられるようになりました。
さらに施術の回数をごとに痛みを感じることが少なくなり、最後の施術の最後は「一度も気になったらなかった」と仰いいていただけました。
施術のポイントと原因の考察
今回の施術では、規定首や肩だけでなく、腕や背骨、肩甲骨の状態を整えることに意識を置きました。
特に左の肩甲骨が開いたまま固まっている状態が見えていて、正しいと比較すると左脇が開きやすいという癖もありました。
このように、同じ部分が繰り返し痛む場合、日常生活の「癖」が大きな原因となっていることが多いです。
例えば、立ち姿勢や座り方、荷物を持つ際の癖、スマホやPC作業の姿勢などが影響し、体のバランスが崩れ、痛みの原因になることがあります。
したがって、施術では身体だけでなく、そういった日常の癖を見つけることも重要な改善ポイントだと考えています。
施術後の変化と今後の課題
左肩甲骨の痛みが改善され、仕事や日常生活の中でも痛みを感じることがほとんどなくなりました。
今後は、この良い状態を維持するために、普段の姿勢や体の使い方を意識しながら生活していただくことが大切になります。
今回の場合のように、肩の痛みや違和感は「首」だけが原因ではなく、「肩甲骨の動き」「腕の使い方」「背骨のバランス」など、様々な問題が関係しています。
「なかなか改善しない首肩の痛みがある」「同じ場所がいつも痛くなる」のような症状でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
