首が疲れやすい人に共通しているのが、骨盤が後ろに倒れた座り方です。骨盤が後ろに傾くと背中が丸くなり、頭は自然と前へ出やすくなります。この頭が前へ出た姿勢こそ、首こりや首の痛みをつくる大きな原因の1つになります。
実際、デスクワークをしている方の多くが、この姿勢のまま長時間作業してしまい、首の後ろ側だけで頭を支える状態になっています。これが続くと、振り向く時の違和感や、重だるさが抜けない状態につながります。
椅子に座った時、腰が丸まっていないか確認し、軽く前へ起こすようにすると頭の位置が自然と整いやすくなります。また、胸が落ちていると首の負担が増えるため、背中を少しだけ伸ばすと姿勢が安定しやすくなります。
首の痛みは、強い力や急な動きよりも、こうした日常の小さな姿勢のクセによって積み重なっていきます。座り方が変わるだけで首の軽さが大きく変わるため、まずは今日から「骨盤を立てる座り方」を意識してみてください。



