首の負担は「姿勢」よりも「持続時間」で決まる

姿勢が悪いと首に負担がかかる、という話はよく聞きます。しかし実際に首をつらくしている最大の要因は、姿勢そのものよりも「同じ姿勢を続けている時間」です。どんなに良い姿勢でも、長時間固定されれば首には確実に負担がかかります。

特にデスクワークでは、集中するほど動きが減り、首まわりの血流が低下します。その結果、筋肉が硬くなり、動かした時に違和感や痛みが出やすくなります。

こんな習慣はありませんか。
・気づくと1時間以上同じ姿勢
・首を動かすのは痛くなってから
・作業中は姿勢を意識していない
・休憩を取っても座りっぱなし

首を守るために重要なのは、「こまめに動かすこと」です。数分に一度、軽く首の位置を戻したり、肩を下げたりするだけでも負担は大きく減ります。

首の不調は、生活の中で積み重なっていきます。逆に言えば、日常の小さな行動を変えるだけで改善のきっかけをつくることができます。まずは首を動かす回数を増やすことから始めてみてください。