仕事や家での生活の中で、知らず知らずのうちに首に負担をかけていることがあります。
例えばスマホを見るとき、多くの人は画面に顔を近づけるように頭を前に出しています。この少しの前傾が続くと、首の後ろの筋肉に常に負荷がかかり、慢性的なこりや痛みの原因となります。
デスクワーク中も注意が必要です。肩が自然にすくむ姿勢は首まわりの筋肉を緊張させ、疲れを蓄積させます。さらに呼吸が浅くなると、首の前側の筋肉も過度に働くため、首全体の負担が増えてしまいます。深く安定した呼吸を意識するだけで、首の筋肉がリラックスしやすくなります。
簡単にできるセルフチェックとして、まず自分の頭の位置を確認してみてください。肩より前に出ている場合は、軽く後ろに戻すだけでも首の負担を減らせます。1日に何度か意識することで、長時間の作業でも首の疲れを軽減できます。
首こりや痛みは、日常の小さな姿勢や習慣の積み重ねが原因になっていることが多いです。少し意識を向けるだけで、首の疲れは大きく改善できます。自分の首の状態を知り、毎日の生活で少し工夫してみましょう。



